ディレクターのタスクは軽めにしないといけないという話
ディレクターにかぎらず、メインプランナーといった管理側の人間のタスクは、軽めにしなければらない。
昔、昔、小規模なゲームのディレクターをしていた時に、プランナー的な仕事もしていて、まあ地獄をみたことがある。
そういった経験も踏まえて、プロジェクト管理をする側の人間は、タスクを軽めにしなければならない理由を書く。
理由1:予定外のことに対処する必要がある
プロジェクトに、想定外のことはつきものである。
プロジェクト管理者はそれに対して迅速に対応しなければならない。
プロジェクトの最も上流にいるプロジェクト管理者が、事態の収集のために各種事項に対して決定しなければ、プロジェクトメンバーはそれらの事態に対処しきれなくなる。
もし、プロジェクト管理者が他のタスクを抱えいたら、その事態の収集への対処が遅れてしまう可能性がある。
理由2:プロジェクトメンバーが声をかけづらい
プロジェクトメンバーは、それぞれに問題を抱えている。
その問題に対処するためには、決定権を持つ者、プロジェクト管理者との相談が非常に重要である。
ところが、プロジェクト管理者が、忙しく作業をしていると、プロジェクトメンバーが声がけづらくなり、ひいて、相談もしづらくなる。
そして、遠慮しているうちに、事態は悪化していき、致命的な遅延が発生する、かも……。
理由3:体調を壊されると困る
前述したように想定外の事態が発生し、それに真っ先に対処するのはプロジェクトメンバーである。そして、その事態が収集されるまで、見守ったりしていると誰よりも残業してしまったりする。
そういうことが続くと、どんどん忙しくなり、元々持っていたタスクを終わらせようと、土日も当たり前の様に出社したり、家に持ち帰って仕事をするようになる。
すると、体調を壊して休みがちになり、最悪の場合、休職、離職といった事態に発展してしまう。
プロジェクト管理者は、他のプロジェクトメンバーと違って、簡単に代わりがみつかるようなポジションではない。そのため、プロジェクト管理者の離脱は、即、開発の遅延に繋がる。
そして、最悪の場合、マスターダウンにまで繋がることもある。
まとめ
プロジェクトが、順調に進んでいるから大丈夫だろうと、プロジェクト管理者より上のレイヤーの人は安易に思っていたりする。プロジェクト管理者がギリギリのところでうまーく回しているからだとは知らずに……。
そして、プロジェクト管理者が、人が足りてないよというアラートを無視したりする。
頼むから、プロジェクト管理者がヤバイ! と言っていたら、ヤバイと思って、人を補充してください、全国の偉い人!!
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