ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

企画書作成のTips ※新卒採用向け

ゲームプランナーの新卒採用試験にて企画書の提出を求められることが多いと思う。

今回はその際につくる企画書に関してヒントやアドバイスの様なものをまとめたいと思う。

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最初に目指すこと

企画職の新卒採用のときに、企画書をつくるとき、最初にめざすのは、おもしろいものをつくるというより、わかるものを目指すのが先

おもしろいかおもしろくないかを判断できる企画書にすることが、第一関門。

誰かにみせて、わからないではなく、おもしろくないと言われたら少なくとも第一関門は突破している。

そのためには、フォントの統一や全体の色味の調整といった書式の設定、図を挿入したり、構成を練る必要がある

使用する図に関して

絵が描けない人も多いと思うが、そういう人はネットから図を探してくればよい。

既存のゲームとはまったく違うものなんて、大抵ないので、探せばそれっぽい画像は探せるはずだ。


字は大きくする

企画書を見る人は、大概は良い歳の大人なので、文字が細かいと見ずらかったり、そんなに細かく見ている余裕はない。
よって文字は大きくする必要がある。

また、文字を大きくすることで、自然と一枚のスライドに入れる文字も少なくなり、理解もしやすくなる

※文字の大きさや図の使い方は以下とか参考になった

全力で社会人にプリキュアを勧めるプレゼン資料を作った【作成の基本ノウハウ付き】 - はたラボ ~パソナキャリアの働くコト研究所~

自分の好きな分野で企画を練る

売れそうだからとか、マーケティング的に成功しそうだからという発想から企画を練るのは進めない。

もし面接に進んだ際にはそういった企画書の印象はよくない。ゲームをつくる上ではよいものをつくようという情熱が大事なので、情熱を持ってその企画書をつくったかは結構みられる。また、好きなものでないと、やはり企画の内容はうすっぺらくなりがちだ。

ゲームが好きなら、売れてるゲームをコピーしただけで、なんのオリジナリティもこだわりもないゲームに出会ってがっかりしたことがあるだろう。たいして興味を持っていないジャンルやテーマで企画をつくってしまえば、そういった事態に陥ってしまいかねない。


ターゲットユーザーを決める

どんな人にプレイしてほしいかを決めよう。
そうすれば、グラフィックのテイストだったりゲーム内容も決めやすくなる。

ターゲットユーザーの決め方については、いろいろなアプローチがあるが、似ているゲームをみつけて、そのゲームのターゲットユーザーにするというのも一つの手。

狩りをして素材をあつめていくアクションゲームなら、モンハンのターゲットユーザーと重なる。

リアルテイストのFPSで、反射神経を要求するシビアなゲーム性ならCodのユーザーが重なる。

自分がおもしろいものをつくった、というパターンだと、ターゲットユーザーは自分と同じ趣味嗜好を持った人になる。ただ、当然、企画書には「自分と同じ趣味嗜好を持った人」とは書けないので、自分の趣味嗜好がどついったものかを言語化する必要がある。

ニッチになりすぎないようにしよう

ターゲットユーザが決まっても、ターゲットユーザの絶対数が少ないと商売にならない。その場合、ゲーム内容を見直してターゲットユーザーを増やした方がよい。

例えば、RTSが好きな人がターゲットユーザーだと、日本だとだいぶ厳しい。
だから、鬼滅といった人気IPの世界観を使うとか、艦これみたいな美少女が出てくるものにするとか、人気のあるジャンルとミックス(例.カードゲーム+三國志=三國志大戦)させるとかして、マスを狙う企画にする。


見せるひとを選ぶ

つくった後に誰かにみせた方がよいのだが、誰にみせるかがポイント。

ターゲットユーザーにみせることが大事。ターゲットユーザーにさえおもしろいと思ってもらえれば他のユーザーにゴミだと思われてもまったく問題ない
例えば、乙女ゲーの企画書つくって、男におもしろくないと言われてもガン無視でいい。

 

まとめ

色々書いたが、他にもこの件について色々と書いている人はいるので、必ず色々な人の意見を読んでみてほしい。