マイルストーンを頻繁に置くことの問題点
<スポンサードリンク>
問題1:1ヶ月毎にマイルストーンの要件を決めるのが手間
マイルストーンの要件を決めるのにも結構なコストが発生してしまう。
大規模開発なので、個々の作業員が1ヶ月の間でどういった目標が適切かを決めることは、中々にコストがかかるものである。それを毎月やるとなると……。
かといって、ここを適当に決めてしまうと、工数が溢れてしまう可能性がある。
問題2:その場限りの対応をしてしまう
マイルストーンに対応するために、暫定対応での実装で完了させてしまうことが、マイルストーンの前にはよくある※。所詮暫定対応なので、その後、修正する必要があり、完全な無駄作業となる。
※例えば、UIのデザインが決まっていないのに、UIを実装することがマイルストーンの目標になっている場合、仮画像をつくって実装するといったことである。結局、仮画像は廃棄して、後に正式な画像をつくることになる
問題3:労働時間の増加
マイルストーンを達成するために、残業するというのはあるあるだ。だが、もしマイルストーンが頻繁に置かれるとするならば、毎月の様に月末残業時間が伸びることになる。それが何ヶ月も続くと現場は疲弊し生産性はガンガンに下がっていく
※マイルストーンの要件の設定をスケジュール上、無理なく行っていれば、残業もそれほど発生しないが、頻繁に置かれるマイルストーンが無理のないスケジュールで置かれるわけがない……。
まとめ
マイルストーンを設定すること自体は、非常に有効で定期的に置かないと、プロジェクトの進捗のコントロールは難しくなる。だが、頻繁に置きまくるのも考えものだということも偉い人にはわかってほしいものである。
肌感だが、3ヶ月1回くらいが妥当な気がする。
〈スポンサードリンク〉