ゲーム開発を外注する際の注意点
以前、外注への丸投げはやばいという話を書いた。
今回は、外注にゲームの開発を投げる際には、どの様なことに注意した方がよいかを書きたい。
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注意点①どういったゲームをつくりたいかを詳細に伝えよう
どういったゲームをつくりたいのかをなるべく細かく伝え、どの程度の人数が開発に必要になるかを外注先にきっちりと見積もらせよう。
ここで必要な人員の見積もりを誤れば、開発が遅延する可能性がある。
注意点②:懸案事項についてはなるべく早く決断しよう
開発がはじまったフェーズでは、開発に際して様々な争点が発生する。
どういった仕様を実装すべきか、どういったアセットにすべきかを選択すべき状況が多く発生する。
そのことに関して、外注先から、質問が届くだろう。
その際に、ダラダラと返答を伸ばしてしまうと、着手が遅れてしまい進捗が悪くなってしまう可能性がある。
注意点③:ちゃぶ台返しはなるべくさけよう
ちゃぶ台返しをしてしまうと、当然ながら、開発工数が増えてしまう。すると、当初想定していたプロジェクトの規模では開発が間に合わなくなってしまう危険性がある。
となると、既存の開発費だけだと足が出て、結局、追加予算が必要なってしまう。
内製の開発であれば、そういったことに柔軟に対応できる場合も多いが、外注だとそうもいかない。
上記の記事であるような、ちゃぶ台返しの嵐の様な開発は、外注だとうまくいかない。
実際に、そうなっている現場もあるが、残業の制限など働き方改革が進んでいくなかでは、今後かなり厳しくなるだろう。
もし、ゲームの内容を試行錯誤したいなら、試作品(プロト版)の開発を行って、ゲームの方向性を練るべきだ。
注意点④:追加開発の際には費用を払おう
ちゃぶ台返しや追加開発などで、予算をオーバーする際には、ちゃんとその費用を払おう。そんなことは当たり前なのだが……。そうじゃないケースも多々あり……。
もし予算がとれないなら、一部作業を内部で引き受けたり、締切を伸ばすといった妥協案を提示してはどうだろうか。
まとめ
ゲーム開発の外注は、法律に基づいた契約の上に成り立つ行為である。
決められた期限と決められた予算でどういったものを開発するかは、契約で決められている。
それと異なることをさせるということは、法律に背くということになる。
最悪、訴訟のリスクも存在する.
コンプライアンスにうるさい昨今、そういったことにはより神経を使うべきだろう。
↓ゲーム開発を外注する人、全てに読んでほしい本
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