ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

「エルデンリング」から学ぶオープンワールドのNG集

 

オープンワールドゲームとして他のゲームが真似してはいけない要素がてんこ盛りだったので、今後の戒めとして書いておく

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マップへのアクセスが悪い

本作はオンライン要素があることもあって、エネミーエンカウント時などに一時的にメニュー画面への遷移をふさぐ処理が入っている。その結果、マップを表示する画面への遷移も同時にふさがれてしまう。

この仕様によって、マップを見れないタイミングが多々あるので、レベルを探索する際に著しく不都合が発生する
それならば、常時ミニマップ(画面の左上に表示されるマップのUI)を表示するなどの対策か必要だ。
同じ様にオンライン要素があるモンハンは事実そうしている。

エストの内容が確認できない

NPCから頼まれてお使い的なことをしようとしても、お使いの内容がメニュー画面などから確認できない。
結果、探索する目的を見失ってしまったり、詳細がわからず迷ってしまうといった問題が発生する。ネットでググればいいが、それをプレイヤーにさせてしまうとゲームの没入感を失ってしまう。
エルデンリングはミニマップの様なHUDを極力削ることで没入感を高めているにも関わらず、この問題によりそういった工夫を損なってしまう。

エストの報酬が万人受けではない

各地に点在するボスを倒したり、ダンジョンを踏破することが、本作の醍醐味のひとつだと思う。ただ、ダンジョンクリアやボスの討伐によって手に入れられる武器か自分のプレイスタイルに合わないケースに結構な頻度で遭遇した。武器と合わせて、万人受けするタイプの報酬(経験値やお金的なもの)もそれなりにゲットできればいいが、本作はそうなっていない。
結果、新しいダンジョンに挑むモチベーションがむちゃくちゃに下がる。
この様なゲームデザインにより、例のごとく、ダンジョンやボスバトルに挑む場合にググって調べるというムーブをプレイヤーに促してしまう。

エストの報酬が明示されない

報酬が万人受けしてなくても、上記の様な報酬の内容がクエストに挑む前にわかれば、役立たずな報酬が来ても問題ない。本作はそこらへんが全然分からず、一か八かで挑むしかない。

まとめ

とにかくユーザーに与える情報が少ない。
おそらく、ネットワーク機能を使ったメッセージのやり取りなどでそれを補いたいのだろうが、それでも通常のゲームに比べてわからないことが多すぎる。
フロムゲーのファンだから耐えられている仕様だと思う。スクエニバンナムが同じゲームをつくったら、めちゃくちゃ叩かれると思う。