「売り切り型」のゲームの寿命長くする方法
売り切り型のゲーム、コンシューマゲームやPCのパッケージゲームなるべく長く遊んでもらえるものでなければ、作品としての評価もさがってしまう。
しかも、長く遊んでもらえなければ、中古市場にすぐに出回ってしまい、ゲームの価値が下がってしまう。
かといって、バカ正直にキャンペーンモードの物量を増そうとすれば、多大な開発費が必要になってしまう。
そこで、今回はゲームの寿命を延ばす方法を考えたい。
パターン1:難易度を高めにする。
これは、ファミコン全盛時代に多用されたパターンである。
難易度が高いため、全てのコンテンツを楽しむまでに時間がかかる。
結果として、ゲームの寿命が伸びるというものである。
ただ、難易度の高いゲームは、間口が狭く、ヒットを狙うことが難しい。
ダークソウルや仁王の様にコアなゲーマーに訴えれば、スマッシュ・ヒットを狙えないこともないが、なかなかに茨の道といえるだろう。
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パターン2:通信対戦を導入する。
多くのコールオブデューティーシリーズの様なFPSのタイトルがとる手法である。
スタンドアローンのキャンペーンに加えて、プレイヤー同士のオンライン対戦をエンドコンテンツとして導入するのである。
ただ、対戦ゲームのゲームバランスを取るのは至難の技である。
加えて、サーバーを保守管理する必要があり、これもまたコストが高い。
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パターン3:サブストーリーを用意する
オープンワールドを採用するゲームでとられる手法である。
メインストーリーに加え、ゲーム内に登場する街や村の住人から依頼を受けるという形ではじまる形式が多い。
メインストーリーが比較的すぐに終わってしまうようなゲームでも、サブストーリーを用意することでコンテンツのボリュームを確保でき、それによりゲームの寿命を伸ばすことができる。
が、メインストーリーを解くことしか興味のないユーザーに無視される可能性が高く、そういったユーザーが遊ぶ時間を伸ばすことはできない。
パターン4:ミニゲームを用意する
本筋のゲームとはまったくことなる遊びを提供するパターンである。
閃の軌跡やウィッチャー3で遊べるカードゲーム(グウェント)だったり、
龍が如くシリーズのバッテングセンターだったりがそれに該当する。
ハイエンドのゲームでも、ゲーム内にある別のゲームという設定なので、それほどリッチなグラフィックじゃなくても成立させることができる。
だが、これもメインのゲームしか興味のないユーザーには、まったく通用しない。
本筋のゲームとは、まったくの別物であるため、そのゲームを買った全てのユーザーが楽しめるものにはならない。
まとめ
そのゲームのターゲットユーザーに合わせて、どう行ったコンテンツをいれれば遊んでもらえるのかを、費用と相談しながら、考えることが重要なように思える。
コアゲーマーがターゲットなら、パターン1でよいし、お話が好きなユーザーがターゲットの場合は、パターン3が有効である。
この問題もまた、メリット・デメリットを踏まえてどの解決策が最も有効かを考えることが大事だ。
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