ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

「どうぶつの森」の時間経過の仕様を考える

どうぶつの森は、ゲーム内の時間の流れが現実世界の時間と連動している。

こういった仕様は、あまり実装されていないが、どうして本作がこういった仕様を実装しているかを考えたい。

あつまれ どうぶつの森 -Switch

あつまれ どうぶつの森 -Switch

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: Video Game
 

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1.ユーザーが体験できる世界を広げられる

ゲームを起動できる時間によって、同じフィールドでも違った印象をユーザーに与えることができる。遊んでいる時間によって、とれる虫が変化していたり、シンプルにフィールドの見た目がことなるので、時間帯をユーザーに様々な体験を経験させる要素として取り込めている。

 

2.コンテンツの消費速度を遅くできる

ゲームが進んでいくと、施設がオープンしたり、住民が移住してきたりと次第に島が発展していく。

こういった島の発展は、リアルの時間の経過を必要とするので、プレイ時間がどんなに増えたとしても、一気に島が発展しつくことはないので、ゲーム内のコンテンツの消費速度をお遅くできる。

※ゲームの寿命が伸びることは基本的にはメリットが大きい

 中古への流入を抑えられるし追加DLCの購入を促すことができる

 

3.島の住人が生きている様に感じる

これが最大のメリットだろう。

「島の住民達が私たちと同じ時間軸を過ごしている」、それだけで、彼らが生きている実感が強くなる。そして、自分も同じ時間軸で動いているため、そこに生きている様に感じることができる。

単にゲームをするためだけではなく、住民達に会うためにswichを起動したくなる。

 

まとめ

3のメリットは計り知れない。動物たちとの交流が、大きな要素であるからだ。伊達に「どうぶつの森」を名乗っているわけではない。

 

ただ、一般的なゲームでは、時間の進み具合をコントロールできないと不都合がるので、採用しないのが無難。同じような性質のゲームのSIMSも採用してませんし。

 

安易にソシャゲで昼と夜とでイベント内容を変化させようと思ったらアカン。

 

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