リアルでできることは、ゲームにしなくていいのか
リアルでできることは、ゲームにしなくていいじゃないかみたいな話がある。例えば、以下のようなゲームの様に。
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- メディア: Video Game
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サッカーだったり、ドライブだったりをゲームの題材にしないで、実際にやったほうが楽しいという人たちがいる。
実際にできることは、リアルな世界でやってしまえばいいじゃないかと彼らは言う。
私がそういう話が好きではない。
というのも、それらのゲームにも確実にも、実際にやるのとは違ったメリットがあるからだ。
そこで、リアルな世界でできることをゲームで遊ぶと、どういうメリットや、どういおもしろさをユーザーに与えられるのであろうか。
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めんどくささの解消
リアルな世界で行う場合は、人間が行わなければならない、点数の計算やルールのジャッジをコンピュータに代行してもらえる。
その判定も、人間が行うよりもスムーズである。
瞬時に確実に判定することができるため、判定でいちいちもめるということもない。
対戦相手を代行してくれるor探してくれる
スポーツは、大抵、チームメイト、そして対戦相手が必要である。
コンピューターはそれらも代行してくれる。
ゲームは、圧倒的にぼっちには優しい設計である。
習得の難易度が低い
サッカーもドライブもテニスも野球も、楽しめる様になるには、そのために習得しなければならないことを覚えるのに相当な時間がかかる。
サッカーなら、ドリブルだったりシュートだったり、ドライブなら、車線変更だったりカーブだったり、テニスだったらサーブだったりスマッシュだったり、野球ならキャッチボールだったりバッティングだったりを覚える必要がる.
そしてそれらは、1時間、2時間ですぐにできるようになるわけではない。
だが、ゲームは違う。サッカーのドリブルをするのも、ドライブゲームでドリフトをするのも、ワンボタンだったり、特定のコマンドの入力で実行することができる。
実際にはリアルでできないことが多い
サッカーゲームも、ドライブゲームも、テニスゲームにも、実際にできないようなシチュエーションが多々ある。
サッカーを例にとると、メッシのいるバルセロナを操って試合をすることだったり、クリロナの様な超絶フリーキックを繰り出すことだったりは、リアルな世界ではできない。我々は、メッシやクリロナではないのだ。
できないことができるって最高だ!
これは、PS4のキャッチコピーである。
リアルな世界でできることを題材にしたゲームだってこのことは十分にあてはまるのだ。
私が、「実際にできることは、リアルな世界でやってしまえばいいじゃないか」という主張が嫌いなのは、そんなゲームにも実際にはできない遊びが満載だからだ。
私は、アメリカの公道をフェラーリで一日中走りたいし、メッシのような超絶技巧でみせるサッカーをしてみたい。ゲームの中なら、それが体験できるのだ。
まとめ
リアルな世界でできるようなことを題材にしたゲームで遊ぶ楽しさというのは、そうではないゲームとなんらかわらない。
他のゲームと同じように、実際にはできないようなことをゲーム内で体験することがえきるからである。
ただ、リアルな世界でできることを題材にしたゲームの開発には、非常にコストがかかる。
リアルを追求したドライブゲーム、グランツーリスモスポーツは、グランツーリスモ6の時から、4年かけて発売していることを鑑みると、相当なコストがかかっていることは明らかである。
それでいて、売上も、200万本ほどなので、ビジネスとして成功しているか怪しいものである。
Gran Turismo Sport (PlayStation 4) - Overview
毎年発売しているEAスポーツシリーズは、毎年発売しているが、FIFAやNBAの高額ライセンス料を払う必要がある。
リアルな世界でできることを題材にしたゲームも、他のゲームと同じようなおもしろさを提供できるが、非常にコストがかかるといえるであろう。
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