ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

ゲームを詰ませないための工夫

 

ゲームがこれ以上進めなくなることを俗にゲームが詰むなんていい方をするが、これを防ぐための方法について記載したい。

 

 

詰むことがなぜ問題なのか

詰むと、ゲームですることがなくなるため、ソシャゲだと離脱率があがってしまう。

一方、パッケージゲームだと中古にゲームが流れてしまい、価値が下がるりひいては売り上げが伸びなくなってしまう。

 

なぜ詰むのか

そもそも、なぜ詰む状態になってしまうのか。

プレイヤー自身のスキルがゲームの難易度に追いつかなくなることが原因の一つである。

 

操作が上手くなかったり、戦略がうまくたてられなって進行できなくなってしまう。

 

対策1:レベルの導入

一番、ポピュラーな方法はレベルを導入する方法だ。

これは、以下の記事に詳しい。

 

news.denfaminicogamer.jp

 

上記の記事を書いている岩崎氏は、レベルというゲームメカニクスが、ユーザーにゲームをクリアすることを保証する手法だと主張している。

 

レベルというゲームメカニクスは、ゲーム内で得たリソースでキャラクターを強化することで、スキルの無さが補われ、詰むことを解消できるようになる。

 

ドラクエの場合は、経験値というリソースを貯めることで、キャラクターがレベルアップし、ステータスが強化される。すると、これまでクリアできなかったステージがクリアできるようになるのである。

 

だだ、「詰む」を解消する方法としてレベルを導入した場合、リソースを貯めるために同じことを繰り返させる様なゲームになる恐れがある。

また、レベル上げは単純作業であるため、達成感が感じづらい。自分がゲームを上達した感が感じられないからである。

 

 

対策2:協力プレイの導入

モンハンで導入されているものである。

1人プレイで詰んだとしても、他のユーザーとの協力して挑めるクエストによって詰むを解消させるのである。

他のユーザーとのクエストを通じて、武器や防具の素材を手に入れ、キャラクターを強くすることができる。

 

誰かとプレイすることで、同じクエストでも複数のプレイヤーと遊ぶことで変化が生まれ、単調さも解消できる。

 

とはいっても、これらのクエストで得られるリソースを蓄積しても、RPGのレベルほどにはクリアを確実にするものではない。

どれだけリソースを蓄積しても、操作が上手くなければクリアできないバランスになっている。

 

 

対策3:オープンワールドの導入

オープンワールドは、たくさんの異なるクエストを散りばめることが可能だ。

メインストーリーが進まなくなっても、様々なクエストがあれば、それをプレイすることで、ゲームをやめさせなくて済む。

そして、クエストを進める過程で得られるリソースでキャラクターを強化できれば、

メインストーリーも進められるようになる。

しかも、クエストをクリアするという達成感も得られる。

 

ただ、オープンワールドは、その導入にとても費用がかかる。

そのため限られた開発会社しかつくることができない。

 

オープンワールドについては、下記の記事にも記載しています。

sonykichi.hatenablog.com

 

まとめ

引用した記事に記載されているレベルの導入がほぼ答えだ。

が、レベルを導入は新たな問題を生む。

近いうちにレベルを導入することによる問題点に絞ってまた記事を作成したい。

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