ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

外注への丸投げはダメだという話

アセットだったり、サウンドだったり、ゲーム全般の開発を丸投げした結果、トラブルになるケースを経験している。

 

 今回は、外注に丸投げすることがダメな理由について書きたい。

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丸投げがNGな理由1:どうせ自分の好みの通りやり直したくなる

なる投げしてつくらせても、どーせ、投げたものが出来上がった時に、自分の希望通りに直したくなるものだ。

これは、絶対! 絶対にだ!

丸投げがNGな理由2:完成までにコストがかかる

具体的な希望や要望をクライアントが出さないと、どういったものをつくるかを外注先がイチから考える必要ある。

その考えるコストというのもバカにならない。どういったものをつくるか検討する企画職の工数がバカにならないことを思えば自明である。

※実際には、企画職の工数、甘く見積もられるケース多数

丸投げがNGな理由3:外注先のモチベーションが下がる

クライアントの皆様方は、金払っているから、何やっても許されるなんて、思うわけ無いですよね!

 

外注先の人間も人なのだから、感情というものがある。

丸投げされた上に、やり直しをさせられると開発に対するモチベーションはだだ下がりである。

ゲームというのは、開発者のちょっとしさサービス精神が、クオリティーに大きく影響する。

 

ゲームを開発する現場の人間が、モチベーション下がればそういったサービス精神が失われ、ゲームのクオリティーは一向にあがらなくなる。

丸投げがNGな理由3:進捗の遅延のリスクがある 

かるーい気持ちで外注先にやり直しをさせると、それだけ工数が消費される。

その結果、遅延が発生する可能性がある。

そして、遅延した分の工数も、外注先が訴訟に持ち込めば、クライアント側が持つ可能性も十分にある。

まとめ

「外注に出せば、費用が安いしそうしよう!」なんて安易に思っていると逆に大損をこくことになる。

クライアントは、どういったゲームをつくりたいのか、どういうおもしろさを追求したいのか、外注先にしっかり伝えるべきだ。

既存のゲームをパクりたいなら、ぶっちゃけて、パクりたいゲームを教えて上げて欲しい。

丸投げしたいなら、各種調整がしやすい内製にすべきだ。

 

↓外注する人、全てに読んでほしい本

なぜ、システム開発は必ずモメるのか?

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※その他の外注に関する注意点を別のブログでまとめました↓

sonykichi.hatenablog.com

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