ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

Days Gone(デイズゴーン) をプレイして気づいたこと

メインストーリーをクリアしたので、気づいたことをかいていく。

※ネタバレありです。

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1.ゲームって細部が大事ですね

マジで雑。バグが多いなんてレベルではない。
かゆいところに手が届いていない。

 

例えば、ゲームが進んでいくとある集落が攻撃を受け家は燃え住民にも死者がでる。しかし、朝を迎えると、いつもと同じ景色の村が広がっていた。
燃えた後の集落を再現するのは、それなりに大変なのはわかるが、襲撃後とまったく差異がないとかなりさめる。

 

エストの受注が、機械的なのも気になる。
一つのクエストをクリアした後に、自動で新たなミッションが受注されるのはいいが、前置きもなく受注されることが多すぎる。

エストによっては、バイクでの移動中に連絡が入り、ミッション受注した経緯がわかる場合があるが、ヌルっとミッションがはじまることが結構ある。

 

また、バイクチェイスをするクエストが度々発生するが、そのクエストのクオリティーが低すぎる。
始まる際に、バイクから降りた状態で任意の場所を調べると、突然、バイクにのった敵が現れてミッションが開始されるのだが、いきなりすぎて状況が読み込めないし、それに関する説明も特になかった。

 

バイク自体の運転も楽しくない。スピード感がなさすぎる。ニトロが使えるが、使った際に、カメラとバイクの距離が一瞬離れる様なカメラワークになったりする演出がない。

↓みたいな感じ

youtu.be

2.リソースの配り方が下手

ゲームの攻略上、非常に重要なのが火炎瓶である。

 ※ゲーム後半で手に入る火炎瓶のアップグレード版ある

火炎瓶は、銃と異なり広範囲のゾンビに有効であり、群れで移動するゾンビとの戦いには欠かせない。

だが、火炎瓶は、ショップで購入できないことに加えて、クラフトするための材料を探すのがめんどくさい。どこにあるのかいまいちわからない。

 

ゼルダBowだったら、

マップにどんなリソースがあるか目印をつけられ、

かつ、

すでにアイテムを取得した場所でも、周期的に発生するイベントにより、

再度アイテムが獲得できるようになる。

そのため、リソースの管理がしやすかったが、本作はそういった工夫がまるでない。

3.話の軸はそれなりにあった

上記の様に欠点が多いのだが、それでも最後まで遊べたのは、「主人公の彼女をみつけて救い出す」という大きな目標があって、その目標に向けて、ゲームがスムーズに流れたからだ。


オープンワールドは、最初から大目標が提示されれないパターンがあるが、私の場合、これだとモチベーションがあがらない。


ゾンビはどうして広がったのかとか、私兵との戦いはどうなるのかとか、ストーリー上の引きになるなる要素もあったのでも大きかった。ゲームを進めて話がどうなるのか知りたくなり、ゲームのモチベーションが保たれたことも大きかった。

まとめ

明らかな欠点というのはないのだが、ちょっとしたことが、ゲームのおもしろさを削いでいる。ちょっとしたことの改善の積み重ねが、ゲームの良し悪しを決めるんだなと改めて思った。
まして、このゲームは、他のオープンワールドと比べても、ゲーム性に尖った部分が皆無のため、ゲームがどれほど洗練されているかが、勝負だ。
 ※もし尖っていたゲームなら、多少荒削りでも評価されただろう
ゼルダBowなんかは、この調整が最高にうまくできていて、改めて凄さを思い知った。

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