「IPはつくりつづけないとダメ」な理由
上記は、バーチャロンの誕生秘話について書かれた記事である。
その中で、バーチャロンを復活させた意図について、IP(≒シリーズもの)は、持っているだけでなく、ゲームをつくり続けないと意味がないという趣旨の発言されている。
ここでは、IPものゲームは、なぜつくり続けなければならないのかについて書いてみたい。
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理由1:存在を忘れ去られてしまう
IPのいいところは、IPに関連するゲームを出せば、ユーザーは、過去のシリーズ作品からどういったゲームかを想像することができる。それゆえに、新規タイトルとは違って、圧倒的に買ってもらうためのハードルが下がる。
だが、つくり続けなければ、IPがどういうものであったかということは次第に忘れ去られて、久しぶりにシリーズを出したとしても、ユーザーはどういったゲームだったかを想像することが難しくなってしまう。
また、ゲームを買って遊んだ際にも、久しぶりのシリーズだと、操作方法や攻略法を忘れてしまっており、ゲームを楽しむために色々なことを覚えてもらわなければならなり、ユーザーのストレスが溜まってしまう。
現在、私は、戦場のヴァルキュリア4をやっているのだが、こういったストレスを感じている最中である。
理由2:過剰に美化されてしまう
過去に楽しい思い出とは、どんどん美化される。
もし、久しぶりに出たシリーズの新作だと、ユーザーは、美化された思い出により、新作ハードルを上げまくることになろうだろう。
そして遊んでみると、思ったより楽しくないという印象を持たれてしまいかねない。
理由3:ファンの期待を裏切る
なによりファンの期待を裏切ることは、メーカーにとって大きなマイナスである。
期待を裏切られると、その会社に対してヘイトがたまってしまい、パッケージソフトの購入やソシャゲの課金に消極的になる恐れがある。
まとめ
ゲーム開発費が、高騰の一途をたどっている現状では、IPをつくり続けることはなかかなかにしんどい。
だが、IPを創出しようと多くの会社が努力している現状もある。それはIPの創出が長期的な利益につながるからである。
IPを持っている会社さんは、もう少しそれらを大事にして欲しいものだ。
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