外国人と仕事をするときに気を付けるべきこと
最近、非日本語ネイティブ(母国語が外国語の人)のスタッフと仕事をする機会が多い。
そこで、感じた非日本語ネイティブのスタッフと仕事する上で周りが配慮すべきだと思うことを書きたい。
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1.得られる情報量が少ない
日本語が読めたとしても、読むスピードや理解するスピードは比較的遅いため、彼らが得られる情報量は、日本語ネイティブよりも比較的少ない。
そのため、全体に周知されたと思っていたことが、彼らに周知されていないケースが想定される。
彼らの様な人をフォローするために、情報をまとめたwikiなどをつくってあげてもよくないだろうか。
2.暗黙の了解が通じない
日本人同士で通じる暗黙の了解が通じていないケースがある。
例えば、バグチケットの使い方なんかは、チームや会社によって運用ルールが異なる場合が多い。
※関係者を必ずウォッチャーに通知するorしない
メッセージを記載した後に返信がほしい人に担当者を変えるor変えない e.t.c.
この時、日本語ネイティブであれば、これまでのチケットをいくつかみて把握することで、運用のルールをなんとなくつかめると思う。
しかし、非日本語ネイティブは、得られる情報量が少ないため、そのルールを推測するまでに至れないケースが想定される。
めんどうだが、そういった些細なことも明文化してあげてもいいのではないだろうか。
3.日本人の常識が一部通じない
メールの送り方だったり、タスクに関する考え方だったりが異なる。
日本人だと、「気づいた人がやる」という悪しき習慣があって、これでプロジェクトが回っていることが多少なりともあるが、非日本語ネイティブは、そういった傾向がない様に感じる。
彼らは、自分のタスクとそうじゃないタスクをきっちり切り分けているよう思う。
一番は、残業の考え方で、みんなが忙しい時は、それとなく遅く帰ったりする傾向にあるが、彼らはそうでない用に感じる。
※そもそも「気づいた人がやる」は害悪だと思う。
まとめ
ここまで読むと、日本人でも、上記のことができない人がいるんじゃないかと思った方もいるのではないか。
私は、非日本語ネイティブが働きやすい状況を整えることで、日本語ネイティブの人も仕事がよりしやすい職場環境になると考えている。
ナレッジをまとめずあふれる情報、明文化されてないルール、空気を読んで気づいた人が仕事を抱えるといった上記の問題は、日本のクソな職場あるあるである。
非日本語ネイティブが抱える問題は、鉱山のカナリアの鳴き声が危険を伝える様に、日本語ネイティブの我々が気づかないプロジェクトの問題を明らかにするのではないだろうか。
彼らのニーズに応えても、損はしないと思う。
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