古典を勉強すべき理由
映画やアニメなど最新のものをチェックしている企画職は多いと思うが、意外と古典はおろそかになりがちだ。
今回は、古典を勉強する意味を考える。
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パクり先が増える
古典の要素をパクって文句言う人はほぼいない。
ミステリーでシャーロックホームズ的な要素を持ち込んでも、映画でロメロやスピルバーグ的な手法を導入しても誰も非難しないだろう。
「彼方のアストラ」というマンガがヒットしたが、シチュエーションや世界観設定は、だいぶ萩尾望都の「11人いる」と似ている。しかし、だからと言って、それをパクリという人は多くない。
話が通じる
古典はいわゆる一般教養である場合が多く、ものを創る過程でなされるコミュニケーションのツールとなる。例えば、サイバーパンク的な世界観をつくりたいなら、「ブレードランナーの空飛ぶ車みたいのを走らせたい」と伝えれば話も早い。
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新規性がわかる
古典とはスタンダード(もしくはスタンダードだったもの)である。
スタンダードがわからないと、何が新しいものかがわからない。
「これが新しい要素です!」と自信満々に言っているのに、30年前の作品で既に盛り込まれている要素だと、色々と厳しい。
まとめ
古典を勉強するのはまあ、しんどいが、それなりにリターンがある。自分が関わってる作品に与えた影響が大きいものから学んでみるといいかもしれない。
あと、流し見みたいに、とりあえず観てもいいと思う。私は割と何かをしながらそういった作品をみることは多い。
ゲームだったら、実際にやるのではなく、ゲーム実況をみるだけでもだいぶ違う。
古典の勉強をがんばろう(戒め)
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