業務内容ごとにリモートワークに適しているかを考える
以前、リモートワーク全般の問題点について書いた
今回はゲームプランナーのどういった業務がテレワークに向いていて、どういった業務が向いていないのかを考えたい。
以下の業務(以下のブログに記載)ごとに、テレワークに向いている程度を5段階で判定する。
※自宅にてネットワークやセキュリティーなどの各種環境が整っていることを前提に話を進める。
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仕様設計
リモートワークおすすめ度:★☆☆☆☆
単純に仕様書を書くだけなら、コミュニケーションがとりづらくとも、十分に進められるがプログラマーやグラフィッカーに説明する際には、やはり不十分である。
仕様書だけを渡しても、ニュアンスがつたわなかったり、こちらの意図がずれた理解されることが多い。実際に話してしまえば、そういったことは解消されるケースが多いが、リモートだと勝手が違うので注意が必要だ。
アセットの発注
リモートワークおすすめ度:★★★★☆
割とおすすめである。アートへの発注は、外注で行うことも多いので、普段通りにできると思う。とはいえ、対面に比べると、相手が自分の意図を誤解されやすいので、非リモートワーク環境下よりもリテイクの回数は増えることが予想される。
リモートワークおすすめ度:★★★★☆
かなりおススメである。実装は、自分だけで完結する場合が多いからだ。
ただ、ツールになれていない場合は、知っている人にやり方を教わる必要があるので、その場合は、リモートだと苦しいかも。
また、実装後は誰かしらのフォードバックをうける必要があり、その際にはやはり対面であることが望ましい。
こういうときのためにも、やはりマニュアルをつくるべき。
バトルの調整
リモートワークおすすめ度:★★★★☆
こちらもおススメだ。レベルと同様に自分ひとりで完結することが多いからだ。
加えて、こちらもレベルと同様、実装後は誰かしらのフォードバックをうける必要があり、その際にはやはり対面であることが望ましい。
データ実装
リモートワークおすすめ度:★★★★☆
こちらもレベルデザイン、バトルの調整と同じ理由でおススメ。
データ分析
リモートワークおすすめ度:★★★★★
こちらも各種KPIを取得さえできれば、問題ないかと思う。
機材管理
リモートワークおすすめ度:★☆☆☆☆
かなり向いていない。リモートワーク環境下だと、機材を渡すことも受け取ることもできないた、絶望的だ。せいぜい、個々人がどんな機材を使っているかを把握することくらいしかできない
事務作業
リモートワークおすすめ度:☆☆☆☆☆
全く進めることができないと考えてよいだろう。各種書類はオフィスでないと揃えることが難しいことが予想されるからだ。ただ、徹底的にペーパーレスをしていれば、問題ないかと。
シナリオ作成
リモートワークおすすめ度:★★★★★
こちらは、かなりリモートワーク向きである。
シナリオは、他の作業員に依存せずに仕事を進めやすいからだ。
また、テキストを書くことがメインの仕事なので、会社から機材を持ってこずとも、作業は可能だ。
まとめ
外注しやすい業務は、比較的リモートワークにも向いていると言える。
一度に全員をリモートワークに移行するのが難しい場合には、リモートワークに向いている業務を担当している人から移行してみてはどうだろう。
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