Detroit:Become Human をプレイして気づいたこと
けっこう前にクリアした。
今回も気づいたことを書いていく。
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気づき①:ゲームにもこれほど政治的なメッセージをぶち込んでいい
アンドロイドたちが、バスに乗るときに隔離されているが、
これは60年代、アメリカの黒人が受けていた差別そのものだった。
事実、カーラをかくまった黒人女性は、
「私たちもかつてあなた達と同じだった」という趣旨の発言が登場する。
カーラ達が強制所に収容される場面では、服を脱がされ、スキンを剥ぐことを強制され、そして廃棄されていく(こともある)。
本作は、人間が、新たな人種と呼べるアンドロイドをつくるほどに進化しても、
過去に行した過ちを犯し得るというメッセージを読み取ることができる。
気づき②:フォトリアルなグラフィックを採用する意味があるゲーム
ゲームのグラフィックって、そもそもそんなにリアルにする必要があるのか
といった議論は、3Dグラフィックがゲームに採用されて以来、たびたび話題になった。
だが、本作は、フォトリアルなグラフィックである必要があると断言できるタイトルである。
マーカスやカーラ達の見た目が、人間とまったく同じ見た目であるがゆえに、
彼らが迫害されることの問題点を遊び手が感じることができる。
感情や思考、見た目も人間と変わらないため、
彼らが迫害されることにプレイヤーは疑問を感じる様になる。
そのため、前述した政治的なメッセージの説得力が高まる。
気づき③:キャッチコピーもゲームの要素
「これはあなたの物語」が本作のキャッチコピーである。
私はゲームをクリアした後このキャッチコピーの凄さ思い知った。
最初は、なぜアンドロイドを操作するゲームなのに、人間である「あなた=プレイヤー」の物語になるわけないだろと思った。
だが、このゲームで、全員生存のトゥルーエンドに行きつくには、
きわめてアンドロイドらしからぬ行動≒人間くさい行動をとる必要がある。
まずは、人間らしい行動をとりソフトウェア異常を引き起こし、変異体になる必要があるし最後はマーカスがノースにキスをするという選択をすることがカギになる。
だからこそ、「これは(人間である)あなたの物語」なのだ。
気づき④:その他
リプレイが非常にめんどくさい。
テキストADVなら、テキストのスキップができるが本作はそうはいかない。
だが本作はいちいち歩き回り、手掛かりを探さなければならなないし、QTEの操作も毎回要求されてめんどくさかった。
また、バグが少なかった。
洋ゲーは、絵的な崩れが結構、みられるがこれが少なかった。
デバッグをかなりがんばったことと、バグが少ない以下の様な仕様を採用しているからだろう。
-PCの移動範囲が狭
-移動速度が主に歩き
-カメラの移動がかなり制限されている
※キャラの移動速度が速いと、コリジョンを突き抜けることが多い
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