なぜプランナーは自分の好きなジャンルを大切にすべきなのか
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1.ゲームの題材を現場が求めている
単純にゲームの題材に詳しい人材がいないとゲームの開発は全然すすまない。
野球なら野球、サッカーならサッカー、ワンピースならワンピースに詳しい人が必要である。
野球に右打ちと左打の概念がわかる人材が一人もいないと、それを仕様にしようとする発想さえ生まれない可能性がある。
2.題材の良さを知っている人が求められている
ただ、1の様な「知識」は、ググればわかることではある。
何かをゲームの題材にするからには、その何かの良さをゲームに反映させなければならない。それはググってもなかなかわからないものだ。
ワンピースのアクションゲームをつくるのに、ルフィーの腕が伸びる描写がないとか、
エヴァが出てくるゲームなのに、ATフィールドのエフェクトがないとか、
シティーハンターのゲームなのに、銃撃戦がないとか、
そういう題材の良さ、ツボを理解していないとゲームの中身がスカスカになってしまう。
3.ファンの気持ちを理解できる人を求めている
結局、ゲームには、ターゲットユーザーがいて、
ターゲットユーザーが求めいてるものをつくらなければならない。
また、ゲームの内容によってもそうだが、ゲームの題材によっても、ターゲットユーザーは決まる。
そして、ターゲットユーザーが求めているものは、市場調査やKPIだけを分析してもわからない。
ゲームの題材となっていることに関して、どういった要素を取り入れるとうけるのか、
どこを大事にすべきは、結局、その題材に慣れ親しんだものにしかわからない。
もし、マーケティングやKPIをもとに、どういうものを求めているかを予想してつくったとしても、
ユーザーにはすぐにみすかされてしまう。
むしろ、そういう分析した結果、提示されたものをユーザーは嫌う。
「こういうものが好きでしょ?」と言われるとイラっとするものだ。
運営が推すと、ユーザーが離れるという現象は、これのいい例だ。
※以下のサイトにはその例がわかりやすく説明されている。
ポケモンのイーブイが推された結果、嫌われてしまったこが指摘されている。
逆に「私、こういうの好きなんだよ!」と言われると
「わかる、わかる!」共感してくれるケースが多いように思う。
自分が好きな何かを持つ人は、自分と同じようにその何かが好きな人を
納得させられるものを作る力がある。
それゆえに、自分が好きなものを大事にし、その調査を怠らないことによって、あなたを重宝してくれる職場にめぐりあえる可能性がぐっと高まるはずだ。
ちなみに私は、車がめちゃくちゃ好きなので、車のゲームを開発しているチームにだいぶ重宝された。
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