側替えでゲーム開発をした際に遭遇したトラブル
側替えとは、既存のゲームのシステムを流用して新しいゲームをつくることを指す。
※過去のブログでも書いています。
既存のリソースを利用するので、開発が楽なように思えるが、実際はそうでもない。
今回は、私が経験した側替えの開発で経験したトラブルを書いていきたい。
側替えのプロジェクトに参加する開発者の方々の参考になったらうれしい。
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トラブル1:側替えのテーマがシステムにあっていない
私が経験した側替えのプロジェクトは、とあるIP、アニメを題材にしたものだった。
だが、題材にしたアニメが、まー、ゲーム性にあってなかった。
喩えるならば、アイマスのキャラクターで格ゲーするくらいの違和感があった。
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トラブル2:元のゲームのバグが解決できない
元のゲームのソースコードだったり、エクセルのデータだったりのバグが多く、側替えで開発しているゲームにもそれらを持ちこしてしまった。
しかも、それらをつくった人たちは既に会社を去っているという、ゲーム会社ではあるあるな現象が発生しており、簡単には修正できない状態であった。
トラブル3:開発工数を少なく見積もってしまった
「側替えだから工数は少なくなる!」という楽観的な見通しに従い、開発メンバーの数が絞られてしまった。結果、残業が多く、泊まりの人もいた有様だった。
トラブル4:そもそも元のゲームがおもしろくない
元になったゲームは、特にヒットしているわけではなかった。そのため、どうあがいても、それほどおもしろくならなかった。
まとめ
側替えだから、簡単につくれると思いがちだが、実際にはそうでもない。既存のリソースがあるからといって、側替えでの開発を安易にすすめるべきではない。
側替えのプロジェクトに誘われた方は、十分にお気をつけを。
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