ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

クソゲー誕生の実例集

クソゲーはどの様にして生まれるのか。

 

今回は、私が目撃したクソゲーが生まれる瞬間について書いてみたい。

クソゲーをつくらないための参考にしてくれれば本望だ。

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ケース1:コンセプトを変えてしまった

コンセプトとは、ゲームをつくる上で目指すべき方針である。

 

とあるゲームで採用されているコンセプトを元に、あるゲームをつくっていた(俗にいうパクっていた)。だが、βも終わろうとするころ、大人の事情でそれはまずいという話になり、コンセプトを途中で変更することになった。

何度も言っているが、コンセプトはゲーム開発において、非常に重要なものである。

これを変えてしまうなんて、正気の沙汰とは思えないのだが……。

sonykichi.hatenablog.com

結果は、それなりの販売本数だったが、開発側としては不完全燃焼であった。

ケース2:実装されるべき機能が実装できなかった

スマホの基本無料タイトルの話だ。

本来ならロンチ時に実装する機能があったのだが、クライアントが金を払うのを渋りだし、結果、ロンチに間に合わなかった。

 

ロンチ後に追加で開発したのだが時既に遅し……。

ケース3:同じアイディアのゲームが出てしまった

あるコンシューマゲームの開発の話である。

割と画期的なアイディアのゲームを開発していたのだが、別のゲーム会社によりそのアイディアを採用したゲームが発売されてしまった

その結果、そのゲームは企画倒れになった。

 

しかし、ここまでそれなりに予算をかけていたので、プロジェクトは中止にできず、それっぽい形にしてリリースされた。

結果は、お察しである。

ケース4:プロデューサーのセンスがなかった

これもあるコンシューマゲームの開発の話である。

プロデューサーが現場に対して仕様の変更・追加を要請するのだが、これがことごとくセンスがない。

本当にセンスがないので、ゲームがどんどんダサくなるのである。

クソゲーに近づいていくのをみるのはなかなかに辛かった。

ケース5:あれなゲームを元に別のゲームをつくってしまった

ある基本無料タイトルの開発の話だ。

 

既にリリースされているタイトルをもとに新たなゲームを開発することになった。

いわゆる側替えである。

 

sonykichi.blog.jp

ただ、そのもととなるゲームは、ゲームとしてもあれだし、プログラミングのコードがぐちゃぐちゃで改良が難しいタイトルだった。

ソースがぐちゃぐちゃなせいでバグがまったくなくならない。

 

なんとかリリースにこぎつけが、運営がうまくいかずにすぐに終了……。

まとめ

当初の計画から想定外のことが発生することが、クソゲー発生の原因であるように思う。

※ケース4、5は例外

 

それ故に、想定外のことが起きた時に、どの様に対処するかが、クソゲーになるか良ゲーになるかの分かれ道であるように思う。

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