ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

Excelで仕様書を書くメリット

 

Excelで仕様書を書く場合と、その他のツール(wikiやグーグルドライブ)で仕様書を書く場合の比較についてまとめようとして、思い色々と調べてみたところ以下の様なエントリーを発見した。

 

Excelで仕様書を作ってくるような SIer は門前払いしたほうがいい - イトウ アスカ blog

 

なるほど。確かに一理ある。

Excelは、確かに文章を書くのに向いていないし、印刷すると画面通りに印刷されないこともあるしで、私も不便を感じることがある。

 

では、なぜ、これほどまでにExcelで仕様書を書くのかを考えていみたい。

 

 

■表も計算も必要

仕様書といっても、文字で図だけではなく、表や数字を載せることは結構ある。

パラメータやカラムの説明には表を載せることはザラにある。

 

Wordにも表はあるけども、さっきのエントリーにも乗っている様にWordは計算に向かないわけだから、表をのせる上で便利なのはExcelだ。

 

■セルの参照が便利

仕様書とは何かという問題にもなってくるが、

キャラクターや武器のパラメータと言ったデータをまとめた表も仕様書と呼ぶ世界に私は生きている。

 

※管理人の仕様書のイメージは下記の感じです。

IT社員の公私混同 : 【ゲーム業界用語辞典】仕様書

 

そういった種類の仕様をExelにまとめることは、Excelの性格上、非常に適していると言える。そして、文章と図だけの仕様書はWordで、データはの仕様書はExcelで管理するというには無理がある。

 

Excelに乗っている数値をWordの仕様書に載せたい場合に、参照ができないのは不便だし逆にWordに乗っている数値をExcelで参照できないのも不便だ。

Wordに記載した数値を変更した後に、Wordに書いてある数値を元に作られたデータがExcel上にあった場合、いちいち両方とも開いて変更しなければならずこれは手間だ。

 

手間だけで済めばいいが、Wordの数値だけ変更して、Excelの数値を変更し忘れというミスが起こることは容易に想像できる。

 

■みんなが使っているから

いくつか会社を渡ったが、どこに行っても仕様書はExcelで書かれている。

(注:引用したエントリーは、システム開発の話なので、そっちは違うのかもしれない)

そんな中、自分1人だけWordで仕様書をつくったとしたら、他のプロジェクトメンバーに負担がかかると思われる。

例えば、自分以外のプロジェクトメンバーが、その仕様書をもとに追記したり、その仕様書を元にあらたな仕様書をつくろうした場合、Wordでの仕様書作成に慣れていないプロジェクトメンバーのコストは小さくないように思える。

 

また、プロジェクト全体で仕様書のフォーマットを統一されていることが望ましいので、そういった観点からもExcelで書くのがベターなように思える。

 

まあ、なので仕様書を書く時、どのツールを使うか悩んだら、やはりWordよりはExcelの方が無難だと言える。 

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