ゲームプランナーの技術ブログ

ゲームプランナーである管理人が、仕事する上で考えたことや習得したことを書くブログです。

版権モノのゲームのメリット・デメリット

版権モノのゲームは昔から定番で現在も多くつくられている。

今回は、版権モノのゲームをつくるメリット・デメリットを考えたい。

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メリット1:版権モノのファンに認知してもらえる

版権の知名度を利用して、ゲームを多くの人に知ってもらえるし、興味を持ってもらえる。

知名度がない作品でも、コアなファンが多ければ、確実にお金を落としてもらえるユーザーがいるので、売上を望める。

メリット2:開発メンバー間で共通のイメージを持てる

チームメンバーが、開発するゲームのイメージを共有するのは結構、難しい。
だが、版権モノだと、イメージがつかみやい。特に、ビジュアルのイメージは共有しやすい。

メリット3:版権を持っている会社に宣伝をしてもらえる

ジャンプのマンガ原作の版権モノのゲームならば、日本トップクラスの部数を誇るジャンプで宣伝してもらえる。

※もちろん、お金はかかるが。

デメリット1:版権モノのファン以外に敬遠される

版権を知らないユーザーには、まったく興味がもってもらえない。
ゲームがおもしろくても、作品に興味を持っていないユーザーには、買ってもらえなくなる。

そのため、認知度もいまいちで、かつ、ファンもついていない版権モノは、単にユーザーを減らすことに繋がりかねない。

デメリット2:原作に縛られる

版権の原作、マンガやアニメによって、ゲーム性がある程度縛られてしまうため、ゲーム的におもしろくなる仕様でも、実装できなくなってしまう。

例えば、ゲームの発売がアナウンスされているワンパンマンのケースをみてみよう。

 

ワンパンで倒せてしまうというチート能力を持っている主人公がいるため、この主人公が到着するまでの時間を短くするめに敵と戦うという設定になっている。

ドラゴンボールシリーズと違い、主人公をプレイヤーキャラクターにできないという制約が課されてしまっている。

版権モノとソシャゲについては以下でも書いています。

sonykichi.hatenablog.com

デメリット3:権利料を払わなければならない

当然だが、版権を持っている会社なり個人に、権利料を払わなければならない。
版権によっては、結構、高額になってしまう。ハリウッド映画の版権料は、日本のマンガの比にならないものになってしまう。

※ハリウッド映画の版権は獲得できても、役者の権利がとってこれないケースがあるので、かなり残念な感じになる。

デメリット4:監修が大変

ゲームの内容について、版権を持っている会社や個人に対して確認してもらう必要がある。そのために資料や動画をつくったりするコストもバカにならない。

監修によっては、ゲームの仕様が消し飛ぶこともある。

まとめ

版権は、なんでもいいからとってくればいいのではない。
人気はあっても、ゲーム化に向いていなかったり、ゲーム化しやすくても人気がなかったりすると、切ない事態に陥る。

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